CakePHPクッキング

CakePHPでGoogleAnalyticsAPIを使う

開発環境:CakePHP2.5.1

CakePHPでGoogleAnalyticsを使う方法について見ていきましょう。

Google側の設定

まずはGoogle側の設定を行っていきます。
Google Developers Consoleでプロジェクトを作成します。
https://console.developers.google.com/project

作成したプロジェクト内の「APIと認証」>「API」内にある「Analytics API」を有効にします。

そして、「APIと認証」>「認証情報」でクライアントIDを作成します。
今回はブラウザベースで利用するので「ウェブ アプリケーション」を選択し、「承認済みの JavaScript 生成元」に表示させるURLを指定します。
その際、「承認済みのリダイレクト URI」は自動で変更されていきますが、認証後のURIを指定したい時は手動で変更します。
入力が完了したら、「クライアントIDを作成」をクリックすると、IDが作成されます。

続いて、「APIと認証」>「同意画面」内の「メールアドレス」と「サービス名」を設定します。

GoogleAnalyticsに登録する

GoogleAnalytics側の設定です。
https://www.google.com/analytics/web/
管理画面で、データを取得したいサイトの「アナリティクス設定」>「ビュー」>「ユーザー管理」を開きます。
そのページ内の「権限を付与するユーザー」にGoogle Developers Consoleで作成された「メールアドレス」を登録します。
権限はデフォルトの「表示と分析」、「このユーザーにメールで通知」はチェックなしです。

Google APIs Client Library for PHPをgit clone

まず最初はGithub上に公開されているソースをgit cloneします。
https://github.com/google/google-api-php-client

リネームして設置

git cloneしたファイルを google-api-php-client とリネームして app/Vendor 配下に設置します。

コントローラー側の設定

続いて、コントローラー側にコードを書いていきます。

<?php
class AnalyticsController extends AppController {

    public $components = array('Session');

    public function index() {
        // パスが通っていなければ設定
        $path = '/path/to/cakephp/app/Vendor/google-api-php-client/src';
        set_include_path(get_include_path() . PATH_SEPARATOR . $path);

        App::import('Vendor', 'Google_Client', array('file' => 'google-api-php-client/src/Google/Client.php'));
        App::import('Vendor', 'Google_Service_Analytics', array('file' => 'google-api-php-client/src/Google/Service/Analytics.php'));

        // Google Developers Consoleで作成されたクライアントID
        define('CLIENT_ID', 'xxxxxxxx.apps.googleusercontent.com');
        // Google Developers Consoleで作成されたクライアントシークレット
        define('CLIENT_SECRET', 'xxxxxx');
        // Google Developers Consoleで作成されたリダイレクトURI
        define('REDIRECT_URI', 'http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/analytics');

        $client = new Google_Client();
        $client->setClientId(CLIENT_ID);
        $client->setClientSecret(CLIENT_SECRET);
        $client->setRedirectUri(REDIRECT_URI);
        $client->addScope('https://www.googleapis.com/auth/analytics.readonly');

        $analytics = new Google_Service_Analytics($client);

        // 認証後codeを受け取ったらセッション保存
        if (isset($this->request->query['code'])) {
            $client->authenticate($this->request->query['code']);
            $this->Session->write('token', $client->getAccessToken());
            $this->redirect('http://' . $_SERVER['HTTP_HOST'] . '/analytics');
        }

        if ($this->Session->check('token')) {
            $client->setAccessToken($this->Session->read('token'));
        }
         
        if ($client->getAccessToken()) {
            $start_date = date('Y-m-d', strtotime('- 10 day'));
            $end_date = date('Y-m-d');
            // GoogleAnalyticsの「アナリティクス設定」>「ビュー」>「ビュー設定」の「ビューID」
            $view = 'xxxxxxxxx';

            // データ取得
            $data = array();
            $dimensions = 'ga:date';
            $metrics = 'ga:visits';
            $sort = 'ga:date';
            $optParams = array('dimensions' => $dimensions, 'sort' => $sort);
            $results = $analytics->data_ga->get('ga:' . $view, $start_date, $end_date, $metrics, $optParams);
            if (isset($results['rows']) && !empty($results['rows'])) {
                $data['Sample']['date'] = $results['rows'][0][0];
                $data['Sample']['visits'] = $results['rows'][0][1];
            }

            pr($data);         
        } else {
            $auth_url = $client->createAuthUrl();
            echo '<a href="'.$auth_url.'">認証</a>';
        }
        exit;
    }

動作確認

設定したページを呼び出すと、「認証」のリンクが表示されます。
それをクリックすると、Googleの認証ページに移り、認証をすると自身のページに戻ってきて結果を返してくれます。

エラーが返される時は

GoogleAnalyticsAPIからエラーが返ってくる場合は、エラーコードを確認の上、下記のページを参照にしてください。
https://developers.google.com/analytics/devguides/reporting/realtime/v3/errors?hl=ja

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